日本におけるマーケティング・オートメーションツール普及の課題と、米国著名MAツールの日本語対応の現状について

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昨年、2015は日本でのマーケティング・オートメーションツール普及元年だといわれ、実際に著名企業でもMAツールの導入がみられ話題になりました。しかし一気に普及するかと思われたマーケティング・オートメーションツールを使ったマーケティング手法ですが、日本の現状ではまだ爆発的といった普及は見せていません。この記事では、日本のマーケティング・オートメーションに対する非常に強い期待を実現するための課題とは何か、を探ります。

マーケティングオートメーション普及の現状と課題

日本でも徐々にマーケティングオートメーションの認知度が上がってきていますが、実際の所はどうなのか、まず現状を確認してみましょう。

マーケティングオートメーション先進国の米国では、8割弱の企業がなんらかのマーケティング・オートメーションツールを導入しています(Regalix Research http://goo.gl/Gox27R) 。
こうした中、2013年〜2014年にかけてSalesforce Marketing Cloud、Adobe Marketing Cloud、Marketo、Oracle Marketing Cloud、IBM Marketing CloudなどMA先進国のアメリカのマーケティング・オートメーションツールが、続々と日本に紹介されました。

日本でも、「マーケティング活動の最適化」「見込み客へのアプローチを多様化しつつ大幅なコストダウンにつながる」「顧客へのアプローチの自動化」という点でMAへ期待する企業は非常に多く、(NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社http://research.nttcoms.com/database/data/001951/)日本でも一気にMAが普及するかと思われましたが、現状ではそれほど爆発的には普及していません。

先ほどのNTTコムの調査では、「内容まで詳しく知っている」が12.9%、「聞いたことがある」31.7%でとなっています。この期待と現状のギャップの一つに「日本語の壁」があります。米国から紹介された多くのMAツールが日本語未対応となっているので、「関心はあるもののまだ使うには至っていない・・・」というのが実情でしょう。

マーケティング・オートメーションツール日本語化の現状

MAツールは市場調査などの研究部門が使うのではなく、マーケティング部門や営業部門などの第一線の現場が使うので、日本語対応は必須といえます。米国の著名MAツールで日本語の対応をしているのは下記になります。

■HubSpot(ハブスポット)http://www.hubspot.jp/
米国Hubspot社のHubspot(ハブスポット)

MA先進国米国でシェアNo.1のマーケティング・オートメーションツールです。電子メールを使ったMA機能が充実していることはもちろん、他のMAツールにはない特徴としてMAと連動したブログの構築機能があります。日本のネット集客では、ブログを使ったコンテンツマーケティングがトレンドになっていますので、オウンドメディアを使った集客をMAツールでより強化したいという用途にはピッタリでしょう。

サポートなどは日本語で受けることができますが、現状ではHubspot自体が完全に日本語対応しているわけではありません。一部日本語未対応ではありますが、Hubspotの豊富な機能を、日本語マニュアルを参照しながら不明点について日本語サポートを受ける、という使い方が可能です。

■Marketo(マルケト)https://jp.marketo.com/
2014年、いちはやく日本法人を立ち上げ、日本語にも対応がしています。そのため日本でもパナソニックやPASONAなどの著名企業が導入しています。製品の特長としてはリードスコアリング機能に優れており、きめの細かいなスコアリングが可能です。

■Oracle Marketing Cloud https://www.oracle.com/jp/marketingcloud/index.html

マーケティング・オートメーションツールの草分けであるEloquaをOracleが買収し、Oracle Marketing Cloudとして製品化しています。日本Oracle社も日本語での窓口を開設しており、製品自体も部分的に日本語対応しています。
ドラッグ&ドロップでランディングページをデザインできたりするなど、直感的なインターフェースに優れていますが、構築にあたってやや高度な技術的な知識が必要になる場合もあります。

【まとめ】

日本語対応についてはばらつきのある米国著名MAツールですが、もちろん日本のベンダーが展開するサービスなら、日本語対応はまったく問題ありません。国産の使いやすいMAツールも徐々に出始めていますので、それについては、まだ別記事でご紹介いたします。