知ってるつもりで意外と知らないコールトラッキングのキホン

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第1回 「コールトラッキングってなんのこと?どうすればいいの?」にお答えします

ウェブマーケティング業界でコンバージョンについて話されるとき、通常のエントリーフォームなどのコンバージョン以外に、来店や電話によるコンバージョンが話されることがあります。

そのなかで、「コールトラッキング」という単語を耳にすることが増えています。

「電話によるコンバージョンを計測できる仕組みだから、コールトラッキング」程度の説明や理解で流されてしまうことも多いのですが、実は意外と奥が深いコールトラッキング。

ここでは、単に電話を計測できるナニモノか、というご理解をさらに深めていただき、ウェブサイトや各種メディアからの電話反響をメディア様、広告主様のビジネスにお役立ていただくために、コールトラッキングについてのあれこれのご質問にお答えします。

コールトラッキングというと、例えば、スマートフォンなどからの反響を測定できるということですが、なにかアプリを使って操作するような複雑な仕組みなのでしょうか?
(ウェブ制作者・男性)

お答えします!

コールトラッキングの仕組みは、通常、電話の基地局と広告主様の電話機の間に置かれています。サイトや印刷物などに表示される電話番号が、システムを経由したものとなります。

電話をかけるお客様は、その新しく発行された電話番号を使って広告主様のお店や事務所にお電話をしていただくだけでシステムを経由した通話となります。スマートフォンや電話機上の操作はこれまでの広告主様の電話番号にかける操作と変わりません。

また、050plusなどのIP電話アプリ、LINEやSkypeなどのチャットアプリなどではなく、スマートフォンに標準搭載された電話アプリを使います。なにかのアプリを追加でインストールする必要もありません。

お店の電話を取るとき、これまでは「何を見てお電話されたか?」を聞き取るようにしていました。コールトラッキングを導入するときには、代わりに聞き取ってくれるようなシステムをお店の電話機に取り付けるのですか?
(店員・女性)

お答えします!

コールトラッキングの仕組みは、お客様のお電話が、電話網(電話回線のネットワーク)を通るときに測定されるようになっています。簡略化してお話すると、電話局の建物のなかにシステムが置かれているようなサービスです。

お客様のお電話が、お店の電話機につながって鳴らすときには、コールトラッキングは完了しています。お店の電話機には、何かシステムを取り付ける必要はありません。今までどおりの電話機をご利用いただくことができます。

また、コールトラッキングは、測定用に新しい電話番号を発行しますが、基本的には今までのお店の電話番号に対して通話を転送する仕組みとなっていますので、これまでの電話番号も利用することができます。ただし、お客様が測定用の電話番号ではなく、これまでの電話番号でお電話をかけてきた場合には効果測定はできません。

いろいろなメディアや媒体に広告を出しているのですが、どの広告からの反響なのか、どのようにして計測しているのですか?また、注意点はありますか?
(マーケティング・女性)

お答えします!

コールトラッキングでは、計測用の電話番号をメディアや媒体に割り当てることで電話の反響を効果測定します。

計測用の電話番号の割当については、ウェブサイトの場合は、組み込みの方式にもよりますが、あまり意識する必要がありません。印刷物等の場合は、ウェブサイトよりも電話番号がお客様の目に触れる期間が長いので、電話番号の有効期間などを調整する必要があります。

正しく計測用の電話番号をメディアや媒体に割り当てることができれば、お客様からの通話の状況をコールトラッキングのシステムが正確に把握することができるため、精度の高いコールトラッキングが可能となります。

ただ、必要以上に細かい効果測定となってしまうと、測定用の電話番号の使用数が想定よりも多くなってしまい、コールトラッキングのコストに跳ね返ってしまうことになります。リスティング広告であれば、キーワード単位で測定する必要があるのか、キーワードグループ単位での測定でも足りるのか、コールトラッキング事業者のコンサルタントと綿密に打ち合わせ得ることで最適なプランニングができると思います。