【東急電鉄】O2Oによる街づくり「イマだけ・ココだけ・アナタだけ」

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東京急行電鉄株式会社(以下、東急電鉄)は、2011年3月、新しい街をオープンさせました。
「二子玉川ライズ」
総開発面積は約11.2ヘクタール。民間都市開発としては都内最大級です。

東急電鉄は、企業連合「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」を設立し、
「二子玉川ライズ」を拠点に、街づくりにO2Oを利用する様々な実証実験を実施しています。

街歩きサポート「ニコトコ」

東急電鉄が4か月間サービスを実施。
店舗にQRコードを配布、利用者が店舗でQRコードを読み取ると来店ポイントを付与、
スタンプラリーが攻略できるO2Oサービスです。

QRコードを目に見える形で街中にたくさん貼り、街ぐるみで何かやっている、という感覚を演出しました。

この取り組みで難しかった点は、店舗側の人にITサービスを使いこなしてもらうこと。
商店街のお店では自分たちだけではITの取り組みは難しい。
ITサービスに慣れない方にも積極的に使っていただける仕組みにすることが今後の課題だといいます。

『イマだけ、ココだけ、アナタだけ』

「いつでも、どこでも、誰でも」情報にアクセスできるようになった現在、
巣ごもりやネット消費などの影響で、人が街に出てこなくなり、街はさびれていく傾向にあります。

人口減少、少子高齢化も伴って、マンションも作れば売れる、という時代は終わりました。
東急電鉄は、より付加価値の高い街づくりをするために、O2Oサービスの活用方法を模索しています。

東急電鉄は、『イマだけ、ココだけ、アナタだけ』をキーワードに、二子玉川ライズを拠点にしたO2Oサービスを模索しています。

たとえば、「二子玉川に何時に来た人だけ」など、場所、時間などを限定した、より個人に最適化した情報配信サービスなどで、街にくることで得られる付加価値を利用者に提供し、街の付加価値を高めようとしています。

屋内位置情報サービスのプラットフォームを提供

アプリ開発事業者向けに、技術的なハードルの高い、屋内位置情報やフロアマップを提供。
屋内位置情報サービスのプラットフォームを提供し、簡単にアプリを作成できる環境をアプリ作成事業者に提供しています。
アプリ作成を容易にすることで、利用者が楽しめる、より多くのアプリの提供を目指しています。

鉄道事業でもO2O

駅にNFCタグに埋め込んだスマートポスターに設置し、リアル店舗への集客に利用。
また、他社ゲームと提携し、二子玉川を攻略スポットにしたスタンプラリーを実施するなど、O2O施策を行っています。

今後のサービス

街中のカメラの画像を使用して、より詳細な街の情報や、人の表情から個人の感情を読み取るコンテキスト分析やログ分析を目指しています。
個人情報の取り扱いには配慮が必要ですが、利用者が求められるO2Oサービスを作っていこうとしています。