ウェブとアプリは近づきつつあるーモバイルエンゲージメントがスマホECの鍵

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米国のリサーチ会社フォレスターがモバイルコマースとエンゲージメントのソリューション10社を調査したレポートをもとに、今後のモバイルコマースで必要となるソリューションについて考えたいと思います。

今、スマホECに必要なソリューションは何か?

2015年のスマホ対応ラベルから、Webサイトのスマホ化が進みましたが、ECサイトではスマホ対応はすでに当たり前であり、常に最新の技術やデバイス・OSの変化に対応することで、ユーザーにとってより利便性の高いサービスを提供する必要があります。

なかでもオムニチャネルやマイクロモーメントといった、ユーザーの利用環境に応じた最適なソリューションが、収益を上げるためのwebマーケティングに不可欠となります。

スマホECサイト担当者に求められる課題

まず、ECサイトが解決すべき課題について整理すると、次の4点が挙げられます。

収益の拡大
新しい技術やデバイスを効果的に導入する
オムニチャネルやリアル店舗の動向もおさえる
内部のリソースは限られている

モバイル・エンゲージメントがM(モバイル)コマースの鍵

上記の課題を解決するためには、スマホサイトやアプリを用意すればよいということではなく、それらを活用して新たなビジネスを広げていけるようなモバイルWeb/アプリのソリューションを提供するサービスが求められます。

もちろんこのような新しい技術に対応していくには相応の規模の予算や体制が必要となります。
しかし限られたリソースの中で効果的なwebマーケティングを実行していくために、自社内ですべてに対応するのは難しいため、スマホEC担当者には戦略的な部分から協力できるソリューション・パートナーが必要です。

パートナー選定のポイント

それではMコマース、特に実店舗も見据えたオムニチャネルを目指すスマホECサイトにとって、どのようなソリューション・パートナーを選択すべきでしょうか?

上述のレポートでは、以下の4つのポイントを重視して、対象となる10社を選定しています。

Mコマースのトレンドや指標に精通している
プラットフォームの開発に力を入れている
最新の技術やデバイスに迅速に対応している
ECに最適化して即活用できるように提供している

これらの条件を満たした事業者の中で、アプリとWeb、2つのカテゴリーに分けて、それぞれに4段階評価をしていますが、高く評価されているのは、次のような機能を提供・開発しているサービスです。

【アプリ】
アプリではユーザー側・店舗側の両面から、主に店舗内でのアクションを向上するものが目立ちます。

ポイントサービス
タブレットを利用した店舗用キオスク端末
クライアンテリング
Apple PayやGoogle Walletなどの決済
ヴァーチャル・フィッティングルーム

【Web】
一方、Webでは、スマホ対応は当然のこととして、より全般的にサイトの構築からクリエイティブ、運用までwebマーケティングの活動をサポートするプラットフォームとしての部分が重要視されています。
なかでもWebPUSH通知や位置情報などの、最新APIを用いてエンゲージメントを向上させるサービスを提供している企業が上位にランクされています。

Webとアプリは近づきつつある

同レポートでは、アプリとWebを別々に評価していますが、高評価のサービスの中には、アプリ・Webともに高いレベルで実現しているものもあります。

Geo Fencingなどを活用すれば、Webからリアル店舗への誘導やリアル店舗からの計測といったことも可能になり、サイト内での閉じたコンバージョンから、オムニチャネルのタッチポイントとしての役割を担うことも可能となり、より効果的なwebマーケティングを行うことができます。

以前はアプリでしか実装できなかったPUSH通知も、Service Workerの登場でブラウザでも利用できるようになってきていることから、今後はWebもよりネイティブアプリに近い機能が求められてくるでしょう。