マーケターの落とし穴。電話反響を重要なコンバージョンとして扱うべき根拠とは

間違ったレポーティング

◆電話コンバージョンの重要性

固定電話や携帯電話だけでなく、スマホの普及に伴い以前にも増してWebメディアからの電話のコンバージョンが増加しています。

これはBtoCサービスに限ったことではなくBtoBサービスにも同じことが言えます。

繰り返しになりますが、インターネット検索後のコンバージョンの43%は、電話から発生しています。

電話のコンバージョンを正確に捕捉するにはコールトラッキングツールの導入が有効です。

コールトラッキングサービスを導入することで、電話でコンバージョンに至った日時・回数・発信者番号・通話時間・通話回数・ページ遷移などの情報を取得できます。

また、それをリスティング・SEO検索・バナー広告などマーケティング施策ごとに把握することができ、いつ行った施策がどう成果に貢献したかなどの効果検証を行えます。

さらに、テレビ・新聞・ラジオ・フリーペーパーなどオフライン広告での反響も可視化でき、今まで何となく投下していた広告予算の見直しが正確な数値から容易に導きだせる様になります。

◆計測のその先。問合せを増加させる心強い機能群

コールトラッキングツールは電話コンバージョンの計測ができるだけではありません。

電話コンバージョンによる契約率をアップさせるような様々な機能を備えています。

コールトラッカーの統計によると実店舗における、電話問い合わせのうち3本に1本は取りこぼしが起きています。

・お問い合わせ時間が多い時間帯に溢れてしまった電話
・接客中で対応ができなかった電話
・営業時間外にかかってきた電話

などがロスになっているケースですがこれらをカバーし、利益獲得のチャンスを増やしたり、SMS通知やメール通知により手厚い顧客フォローをしたりすることができます。

こうして、顧客満足度を上げるオプション機能が充実しているため、契約率アップにつなげることができるのです。

◆最後に

今日のマーケティング戦略の一環として、コールトラッキングの導入を真剣に考える企業が増えています。

専用の電話番号を付与することで、これまで曖昧になっていたウェブからの電話コンバージョンの状況、雑誌・チラシといった紙媒体の広告の効果などを測ることができるようになります。

テコ入れの効果が高いとみられる箇所からメスをいれるのは定石ですが、まずは改善すべき優先順位をあぶりだすためにも、Webのみに限定せずオフラインの反響にも目を向けることをお勧めいたします。

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ビジネスシーンにおける電話の役割は実に多種多様。 電話にまつわる”あれこれ”をお届けしていきます。