しかし、このGoogleアナリティクスのイベントトラッキングには注意点があります。
それは、電話のコンバージョンを計測する場合には正確なコンバージョン値にはならないということです。
たとえば、ウェブサイトを作成して問い合せの電話番号を右上に載せ、電話で受付をしたりお問い合わせを待ったりするケースは非常に多くなっています。
しかし、電話というものは、もしかしたら誤タップかもしれませんし、時間外にかけようとされたかもしれません。
よって、電話番号の数字がスマホ上にポップアップした時点でコンバージョンだとみなしてしまうと、かなりの数字がコンバージョンとして計上されてしまいます。
この場合、Googleアナリティクスでトラッキングできるのはクリック/タップされた数値であり、実際のコール数とは大きな乖離ができてしまいます。
イベントトラッキング機能を使って電話コンバージョンを計測する場合は、あくまで「便宜上」のものであることを注意しなければならないのです。
電話のコンバージョンをより正確に測定するなら、コールトラッキングサービスがおすすめです。
コールトラッカーなら、いつ何件電話コンバージョンが発生したか正確に計測することができます。
Googleアナリティクスとの連携も可能で、イベントトラッキングの代わりにコールトラッカーの実架電データをコンバージョン値として取り込むことができます。
これでタップ数とコール数の乖離に悩むことはありません。
Googleアナリティクスで、普段マーケティングデータを見られている方にとっては、正しいコール実績を取り込み、活用していくことの意義を感じるのではないでしょうか。
コールトラッキングサービスを選ぶ際に、「Googleアナリティクスとの連携が用意されている」というのは選定ポイントのひとつになるかもしれません。
アナリティクスのイベントトラッキングと併せて活用することでデジタルマーケティングデータの分析やコンバージョン最大化を強力に後押しできます。