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サービスサイトや製品LPからの問い合わせや資料DL数をコンバージョンとしてカウントする。
それらは企業活動の一環として当然のことのように行われています。
そして、広告やイベントなどの販管費からCPAを割り出すことでその施策は継続すべきか、見限るべきかといった判断指標として扱われます。
予算やリソースは限られていますから、ビジネスにかかわる以上、その枠組みの中で最大のパフォーマンスを目指したいものです。
しかし、コンバージョンとして扱うアクションに偏りがあると正しいCPAは計測できず、それをもとに設定される施策も誤った方向に舵を切ることになりかねません。
・フォーム問い合わせや、ホワイトペーパーのダウンロードが行われた。
・顧客情報を取得でき、ハウスリストが取得できた。
これらはイベントとしてGoogleアナリティクスに取り込まれるよう目標設定しやすいコンバージョンです。
資料やホワイトペーパーのダウンロードは気軽に行えるため、情報収集の一環というユーザーも多く含まれます。
一方、電話で問い合わせをしてくるユーザーは相応の目的をもって行動されることが多いといわれています。
熱量の高いアクションであるにもかかわらず、コンバージョンとして扱っていない理由は「計測しづらいから」ではないでしょうか。
計測しやすいアクションのみをコンバージョンとしてカウントし、施策判断の指標にしているのであれば、本来の目的と違った結論が導き出される可能性をはらんでいます。
分解して考えてみたとき、「計測しづらい」という言葉の裏には、技術的な難易度と、コストをかけられないという経済的な事情があるのではないでしょうか。
言い換えれば、コストをかけてまで可視化する情報ではないという判断があったということになります。
では、コストをかけずに、かつ技術的に測定が可能になるならどうでしょうか。