貴方の扱うサービスの広告運用は外部の代理店に外注していますか?
それとも社内の担当者が運用を行っているでしょうか。
広告運用のコストを下げ、反響を高めていくうえで多くの方がGoogleアナリティクスなどの解析ツールでユーザーの動きを見ています。
広告効果を高めるために、自社の定めたコンバージョン(売上や問合せなどの目標地点)に貢献してくれるユーザーはどんな行動をしているのか、どんなキーワードで検索しているかが分析できるため広告運用を行う上で避けては通れない答え合わせを補助してくれます。
フォーム問合せや、資料ダウンロードといったアクションはWEB上で行われているためトラッキングしやすいコンバージョン情報です。
Googleアナリティクスで正しく目標が設定できていれば管理画面の
コンバージョン>目標>概要>から目標の完了数やコンバージョン率が見られます。
目標は複数設定できるようになっています。
ボタンのクリックや問合せ、動画再生など特定のイベントが発生したときにコンバージョンとする以外の目標設定も、様々なパターンが用意されています。
特定のページに到達したり、滞在時間が5分を超えたなどを条件にコンバージョンとして扱うことも可能になっていますのでサービスに最も適した形で目標を設定しましょう。
突然ですが、あなたの管理しているサービスと電話との相性はどうでしょうか。
問合せのほとんどがメールやアプリで、決済もオンライン上で行われるといったサービスの場合は電話の貢献度は高いとは言えず、神経質になる必要性は低そうです。
しかし、お客様のファーストコンタクトが電話による比率が高いとわかっているようなサービスにおいては電話反響も含めて評価する必要があります。
WEBを積極的に活用しているユーザーの動きのみに注目して、広告の最適化を進めた場合は大きな見落としをしてしまう可能性があるのです。
「電話問合せもタップ計測しているから問題ない」
という説明を広告運用の担当者がしていたとしても実際の架電数と計測が大きく乖離していることは珍しくありません。
この実数との乖離に疑問を抱かれ、相談をお寄せいただくことは非常に多いのですがボタンのタップでは残念ながら正しくコールの件数や反響を見ていくことはできません。
スマートフォンユーザーが、気になるページから「電話をかけるボタン」をタップしたときイベントが計測されています。
しかし、実際この時点では電話発信は行われておらずスマートフォンには「発信しますか?」というメッセージとともに電話番号が表示されます。
ここで発信をためらわれた場合、離脱となるのですが解析ツールは電話発信のイベントを拾ってコンバージョンと見なします。
実際に電話がかかってきた件数と比べて、過大であれば発信は行われなかった離脱の件数が含まれています。
コンバージョンとして計測した数値に違和感があるのであれば、コールトラッキングツールを導入し正しい計測を行える状態にする必要があるのです。