マーケティングに関するツールは非常に多くリリースされており、それぞれに特徴を持っています。
ここでは最も広く使われている解析ツールGoogleアナリティクスへのオフラインデータの紐づけ方をご紹介します。
コールトラッキングツール「コールトラッカー」ではトラッキング用の電話番号を発行する際に外部のリクエスト情報に対して発番を行うことができます。
あらかじめ転送先などの情報を設定したトラッキング番号を掲出しておくのではなく、「電話をかけたい」という意思表示があったときのみ、専用の電話番号を払い出すのです。
(流入毎に払い出すこともできます)
Googleアナリティクス側では、ページを見ていたユーザーのトラッキングを行っているので、「電話をかけるボタン」を押す前の行動と紐づけることができるのです。
ユーザーが広告から流入してきた場合は、検索キーワードも取得できるので通常では誤タップなどが含まれ、ヒントとして活用しづらかったオフラインの広告効果も可視化できるということです。
WEBからのリクエストに対して番号を払い出しする仕組みをご紹介しましたが、ユーザーを識別するためにはキーとなる情報が必要です。
「コールトラッカー」では番号を発行する際のリクエストにキー情報を含めることができます。
キー情報としてクリックID(GCLID)やセッションID、Cookie IDなど持たせることができるので測定の粒度や運用のイメージに合わせ設計することができます。
「コールトラッカー」では番号を払い出すタグを自動生成できますので適宜、カスタマイズしてお使いいただきます。
リクエスト毎に番号が払いだされるしくみのため、リクエスト数が急に増えた場合などにもトラフィックをさばけるだけの電話番号在庫も必要です。
コールトラッカーでは番号を束で積込み、リサイクルをかけていく運用に適した専用回線があります。
番号の桁数を調整できる特殊な番号で、払い出された番号を上手にリサイクルしながらWEB解析ツールの情報とオフラインの成果を結合できます。
0078からはじまる電話番号ですが、その特徴から電話でのアフィリエイトで成果を承認する仕組みなどにも用いられています。
ここまでご紹介した連携の仕方は、結びつきも強固で確かな測定が行えます。
Googleアナリティクスなどの解析ツールへ取り込むべきコールログの条件を指定することができます。
「例えば30秒以上の通話のみを解析ツールに投げ込む」といった条件を加えることで
間違い電話や成果に結びつかなかった問合せを取り除いたうえでGoogleアナリティクスに電話コンバージョンを取り込むことが可能となります。
また、コールトラッカーではWEBアクティビティと結びつかなくても単純に発生した架電時間と件数をGoogleアナリティクスに取り込みたいといった比較的ライトな連携にも対応しています。
WEB広告に予算を割いている企業様は、自社サービスと電話の相性を見直してみましょう。
WEBからの反響に限った最適化では不十分と感じた方はぜひWEBとオフラインの統合的なトラッキングを始めてみましょう。