2020年9月29日
公衆PHSのサービス終了や上でお話しした「使いづらさ」を理由に、ここ数年は構内PHSを廃止したり、PHSに代わるコミュニケーション方法を検討する医療機関が増えてきているようです。
是非の分かれる私用端末利用を除けば、PHSの代替手段として産業用トランシーバーなども挙げられますが、インターネット電話 (IP電話) は実用的な観点からも最有力候補とみられています。
電話回線を利用するPHSから、インターネット回線を用いて通話を行うIP電話に乗り換えた場合でも、PHS運用時と同じような内線環境を構築することが可能です。
IP電話を利用する際にはPBXと呼ばれる機内交換機を設置するのが一般的ですが、数年前より物理的な機器を設置しなくても利用可能なクラウドPBXが主流になりつつあります。
PHSのように構内ネットワークの範囲内でしか通信ができない一般的なPBXとは異なり、インターネット通信さえ確保できればどこからでも通信できるのがクラウドPBXの特徴です。
また、スマートフォンでの利用に対応したクラウドPBXは、1つの携帯端末上にPHSの通話機能と通常のスマホ機能を集約することができるため、複数の携帯端末を使い分けることなく幅広い業務を支えてくれます。
弊社でも、以下のような特徴を持つ多機能型クラウドPBX「VoiceX (ボイスクロス)」を提供しております。
携帯電話の進化に押されて世の中から姿を消しつつあるPHS。
施設内のコミュニケーション方法を見直すせっかくの機会。ただ「通話手段」を入れ替えるのではなく、業務全体の効率化を実現するための「電話環境」を検討してみてはいかがでしょうか。
社内の電話交換機や、通信端末についてお困りの際はぜひコムスクエアにご相談ください。