すでに行っていた非効率な作業をデジタルに置き換えることによって効率化できる。
これはDX(デジタルトランスフォーメーション)における取り組みの恩恵ですが、ツールを導入してからどのように活用していけるかが問題です。
・高いコストを投入して導入したが、実運用までたどり着けなかった。
・全社的に浸透せずに持ち腐れてしまった。
などの失敗例も多く耳にします。
サービスの提供側は、あれもできる、これもできるとできることを並べます。
ひとつの製品分野に注目してもいくつかの競合製品がヒットするものですが、管理画面ひとつ、機能ひとつといった細かいポイントが積み重なりサービスが市場に受け入れられるかどうかの命運をも左右します。
サービス提供側も、今一度肝に銘じたい考え方ですが、お客様にとってはサポート体制や、営業のフォローの手厚さ・柔軟さ、サイトのわかりやすさ、マニュアルのきめ細かさなどが一体になってサービスです。
製品の完成度がいくら高くても、サポートはなかなかつながらない。マニュアルがわかりにくい。Q&Aが充実していない。
などでお客様の期待を損なってしまうことは起こりうるのです。
クラウドサービスの多くは買い切り型から、継続課金型に切り替わりつつありますが長く、お客様から信頼を得て、使い続けてもらうための理由を作り続ける長距離走さながらです。
導入を判断する決済者は、いま稟議を通そうとしているサービスが検収後も手厚く面倒を見てくれるのかを見極めなくてはなりません。
ネット上の口コミや紹介記事は、アフィリエイトや記事広告の可能性もあるので実際に導入している知人からのお墨付きがあると心強いですね。
世の中、これだけ多くのクラウドサービスで溢れているのですから、中には効率的に売るために、営業の手離れよく設計されていることもあります。
つまり、購入後の導入フォローも十分でないことさえあります。
サポートがなかなかつながらない。
営業担当の返信や折り返しが遅い&来ない・・・などはトラブルの元です。
そのような、不満が続けばお客様も解約に意識が向きはじめますが、大きな障害が起きたときはサービスそのものの継続可否について真剣に向き合うきっかけになるのではないでしょうか。