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看板がないお店や、何を売っているのかわからないお店はドアを開けるのに勇気がいるものです。
我々は正体がわからないものに対して本能的に警戒心が働くようにできています。
幼稚園や小学校でも、知らないおじさんについて行ってはいけません。と教えられた記憶がどなたでもあると思います。
これは、身を守るうえで必要な教訓です。
大人になっても、身元のわからない着信や誘いには応じないほうが安全という判断が働きます。
何を扱っているかわからないお店にあえて足を運ぶのはちょっと怖いと感じる人もいるのではないでしょうか?
いろいろな所で接点のあるお客さんに足を止めてもらうためにも、お店の多くは何屋さんかわかるような看板を出し、場合によっては目立つようにのぼり旗を飾り、目立つようなポップや張り紙を掲示して道行く人に訴えかけています。
隠れ家的なレストランや、知る人ぞ知る●●といったブランディング手法もありますが、発信している側も本当に見つかりにくくしていたり、通な人だけに知ってほしいというわけではありません。
表現は異なれど、より多くの通行人がお店やサービスについて刷り込まれるように主張しているものです。
これは、ネットの世界でも、同じことが言えます。
検索した時に、どんなものを扱っていて、どんな店構えで、何時から営業してどんなセールスポイントがあるかなどの知りたい情報が端的に、漏れなく整っているとお客さんにとって親切です。
しかし、ネット上では様々なサービスやお店が主張しているため検索をかけても目の届く箇所に自分のお店の情報を表示させるのは至難の業です。
たとえるならば、人通りが多く注目されやすい一等地に出店するのはお金がかかることに似ています
インターネットの世界では検索の上位に表示させるためにSEO対策やMEO対策という方法を用いて、多くの人に見てもらえるように情報を表示させる取り組みが盛んに行われています。
例えば「有楽町 クリーニング」で検索した時に、20件のクリーニング屋さんが表示されたとしてもそのすべてが吟味されるとは限りません。
そのため、見られる場所に表示されること、見てもらったときに他店に見劣りしないよう必要な情報を掲載しておくことが大切とされています。
“このお店は焼肉屋さんです。”
そう認識してもらうためには「焼肉屋」というラベルを張らなくては伝わりません。
いやいやただの焼肉屋じゃないんだ、一頭からわずかしか取れない希少部位を提供する高級志向の焼肉屋だなんだ!という場合は高級焼肉というラベルがあれば差別化できますね。
お店がどんなお店かを知ってもらえるにはラベル=タグを上手に持たせることです。
すべての焼肉屋さんが「焼肉屋」というタグしか持っていなかったらどのお店を選ぶべきか迷います。
そこで、うまく差別化要素をタグで表現できればお客さんに一味違うお店だということが伝わりやすくなります。
この上手なタグの表現がネットで優位にお店を表示できる手段の一つでもあります。
ネットでお店を探すとき、検索されるキーワードが設定したタグとマッチすればよいのですが当然、ライバル店も同じ狙いがあります。