成果課金型ペイドメディアで「折り返し電話トラッキング」ニーズが高まる理由

折り返し電話で成果課金

お店やサービスの情報を掲載する広告媒体(メディア)が広告収入を得る方法は、大きく分けて「固定費型」「成果課金型」、そして両者を組み合わせたハイブリッド型の3つがあります。

雑誌広告でいえば、表紙裏や背表紙など視認性の高い広告枠は、誌面内広告よりも高額に設定されます。Web広告においても同様に、目立つ位置や大きな枠など、より多くのインプレッションが期待できる広告枠ほど高値になりがちです。

しかし、広告主にとって本当に重要なのは「どれだけ目に触れたか」ではなく、「購買や売上といった成果につながったか」です。この考え方から、特にWeb広告を中心に成果課金型の広告モデルが広く採用されるようになってきました。

成果課金における「コンバージョン」の考え方

成果課金型広告でいう「成果(コンバージョン)」には段階があります。
問い合わせが発生した時点を成果とする場合もあれば、実際に売上が発生した「最終コンバージョン」を成果とする場合もあります。

どこを成果地点と定義するかはメディアごとの方針によりますが、成果が発生した時点で広告主には成果報酬が課される点は共通しています。

Webフォームなどオンライン上で完結する成果は比較的管理しやすい一方、電話などオフライン経由の成果は可視化が難しく、正確な計測にはコールトラッキングサービスが不可欠となります。

成果課金型メディアは、適正な請求を行うためにも、成果件数や成果金額を正確に把握する必要があります。

固定費型メディアにとっても効果測定は重要

一方で、固定費型のメディアであれば成果を把握しなくてもよい、というわけではありません。

広告主は複数の出稿媒体を比較しながら、「今後も継続して出稿すべきか」を常に判断しています。「掲載費用は高いのに問い合わせがほとんど来ない」という印象を持たれてしまえば、契約更新は難しくなります。

そのため多くのメディアでは、
「自社メディアからこれだけの問い合わせ・成果が発生している」
という点を可視化し、費用対効果の観点からメディア価値を示す取り組みを行っています。

成果課金の落とし穴:正しく計測できなければ請求ロスにつながる

成果課金型が支持される理由の一つに、「無駄なコストが発生しにくい」という安心感があります。
成果が発生しなければ費用はかからない、という仕組みは、広告主にとって心理的ハードルが低く、特に立ち上げ期のメディアにとっては導入しやすいモデルです。

ただし成果課金型メディアには、成果を漏れなく、かつ正確に把握する責任があります。また、成果の定義について広告主と事前に共通認識を持っておくことも重要です。

例えば電話問い合わせの場合、

  • 間違い電話
  • 同一人物からの複数回の着信

といったケースも想定されます。
そのため、

・電話が発生して30秒以上の通話が発生した場合を成果としてカウントする。

・同一の電話番号からかかってきた際には重複除外を行い二重請求をなくす。

といったルールを定め、公平な取引を担保する工夫が必要になります。
 

特に新しいメディアでは、「問い合わせはあったが契約には至っていない」という理由で成果報酬の支払いを拒否されるケースも起こり得ます。こうしたトラブルを防ぐためにも、成果の抜け漏れが起きやすいポイントを事前に塞いでおくことが求められます。

折り返し電話が生む「見えない成果」

成果の抜け穴として、次のようなケースが挙げられます。

・広告主が電話に出られず、後から折り返して成約に至った

・一度短時間で切電し、折り返しの電話で受注や予約につながった

一般的なコールトラッキングでは、これらの折り返し通話を成果として正しくカウントできない場合があります。その結果、メディア側は本来請求できるはずの成果を見逃し、収益機会を失ってしまいます。

不在着信をメールなどで通知する機能は多くのコールトラッキングサービスに備わっていますが、「折り返し通話そのもの」を計測できなければ、今度はメディア側の機会損失となってしまうのです。

高単価商材ほど電話成果の重要性は高い

グルメサイトなどでは、Web予約を成果課金の対象とし、電話予約は成果に含めないケースが一般的です。
これは、予約内容や人数、決済金額の把握が難しいことや、誤電話との切り分けが困難な点が理由として挙げられます。

一方、不動産や中古車など、一件あたりの成約単価が高い商材を扱うメディアでは事情が異なります。

こうした分野では、電話で問い合わせてくるユーザーは購入意欲が高い「ホットリード」であることが多く、電話問い合わせ自体が重要な成果として扱われます。

しかし実際には、営業中で電話に出られない、回線が混み合っているといった理由で着信を逃すケースも少なくありません。多くの不動産メディアでは、不在着信を広告主に通知しますが、その後折り返しが行われたかどうかまでは把握できないのが現状です。

結果として、メディアは顧客を送客したにもかかわらず、成果として評価も請求もできない、という状況が生まれています。

折り返し電話も成果として正しく計測する仕組み

折り返し電話で成果トラッキング

もともとメディア経由の電話には測定用の番号が割り当てられ、裏側で転送が行われています。
ここで、広告主が電話に出られなかった場合に、折り返し専用のトラッキング番号を通知できたらどうでしょうか。

広告主がその番号に折り返すことで、

  • どの媒体経由の折り返しなのか
  • 通話が成立したか
  • どれくらいの時間話したか

といった情報を正確に把握できます。
このように、折り返し用番号を都度ユニークに発行できる仕組みがあれば、見えなかった成果も正しくカウントでき、成果課金モデルの収益性を高めることが可能になります。

提供できる事業者は限られますが、近年こうした仕組みの導入を検討するメディアが増えているのも自然な流れといえるでしょう。

折り返し通話まで可視化するコールトラッキング「コールトラッカー

成果課金型メディアにおいて、電話成果の正確な把握は収益性と信頼性の両立に直結します。
コールトラッカーは、通常の着信計測に加え、不在着信後の折り返し通話までトラッキング可能なコールトラッキングサービスです。

媒体別・広告別の成果可視化はもちろん、通話時間や重複除外、録音機能による不正防止にも対応。
「本来カウントできていたはずの成果」を取りこぼさない仕組みづくりを、コールトラッカーが支援します。

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