電話問い合わせでも広告からの流入キーワードがわかる!トラッキング番号について解説

コールトラッキングツールでは、顧客のニーズに合ったトラッキング番号を使うことができるんだよ!

トラッキング番号?何が違うの?

広告を見てかかってきた電話の流入経路、どこまで追えていますか?

「どの広告から流入があったのかは把握している」という方や、「そもそも電話問い合わせは少ないから計測していない」という方もいらっしゃると思います。

コールトラッキングツールとは、電話計測ができるツールのことで、どの広告を見たユーザーが電話を掛けてきたのかを正確に計測することができます。コールトラッキングツールを使うことで、広告キャンペーンの正確な成果を把握し、適切な予算配分や次のマーケティング施策に繋げることができます。
一方で、コールトラッキングツールには様々な種類があり、用途に合ったコールトラッキングツールを選ぶのかがとても重要です。

そこで、1つのキーポイントとなるのが「トラッキング番号」です。
あまり聞き馴染みのない言葉ですが、コールトラッキングサービスを利用する際の計測粒度に関わることです。

この記事では、コールトラッキングサービスで利用する「トラッキング番号」について計測粒度別に詳しく説明していきますこの記事を読むことで、どのコールトラッキングサービスを選ぶべきかが分かります!

✅「どのような仕組みで電話問い合わせをトラッキングしているのか知りたい」
✅「Google広告?Yahoo!広告?どこから流入したか気になる」
✅「どのようなキーワード検索からホームページを見つけてもらえたのか知りたい」
とお考えの方は、この記事をご覧ください。

また、なぜ電話問い合わせの流入経路を計測することが大切なのかを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

1 トラッキング番号について

トラッキング番号と聞くと、荷物の追跡番号が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
ここで使うトラッキング番号の意味は、ユーザーがどのような経路をたどり、どの広告から電話をかけたのか追跡する機能のことを指します。

今回はコールトラッキングツール「コールトラッカー」を例にトラッキング番号の種類や発番方法について解説していきます。

主にコールトラッカーで利用できるトラッキング番号は、計測粒度別に
①静的発番、②中間発番、➂動的発番の3種類です。

■静的発番

実装難易度が比較的低く、最も計測粒度の低い発番方法です。
1つの広告に対し、1つの番号を発番することで、広告からの電話CV数をトラッキングします。どの広告からどれくらい問い合わせがあったのかを計測することができ、複数の広告を出している場合は、最も効果があった広告を特定することが可能です。

計測粒度が最も低いため、毎月のお問い合わせ件数が少ない方へおすすめの発番です。また、新聞や雑誌など、オフライン媒体の計測用にもおすすめです。

■中間発番

Webサイトへの流入経路毎にトラッキング番号を出し分け、流入経路毎に発生した電話CVを計測することができます。つまり、同じ広告でも、流入経路によって違う電話番号が表示されるため、ユーザーがYahoo!広告からの流入か、Google広告からの流入かといった流入経路を計測することが可能です。

ユーザーは各媒体を経由して、同じ電話番号に電話していますが、媒体ごとに異なる計測用の電話番号に自動置換されてデータ計測するため、ユーザー側からは、どの媒体にも同じ電話番号が表示されるようになっています。

■動的発番

最も実装難易度が高く、詳細な計測が可能な発番方法です。

ユーザーは様々なキーワードで検索をかけ、ホームページに流入してきます。動的発番では、
ユーザーがWebサイトに訪れる度に、リアルタイムでトラッキング番号を発行し、ユーザー単位での計測を行うことができます。ユーザーの流入経路が分かるだけでなく、どのようなキーワードで検索をし、どの広告を見て電話をかけたのか、詳細に計測することが可能です。
こちらも、ユーザー側には同じ番号が表示されるようになっています。

計測粒度は最も高く、毎月のお問い合わせ数が多い方、流入経路を詳しく知りたい方におすすめの発番です。

計測粒度の違いって重要だね!どのようなキーワードからホームページに流入したかまで知りたいな…。僕にぴったりな発番方法は…。

動的発番だね!!動的発番は、電話問い合わせの多い企業ではニーズの高い発番方法なんだよ。もう少し詳しく説明するね。

2 動的発番について

動的発番のイメージを簡単に説明すると、「発番タグ」というものを、Webサイトに埋め込むことで、ユーザーごとにユニークな電話番号が表示されるので、電話番号とコンバージョンしたユーザーを紐づけることによって、ユーザーがどのようなキーワードで検索をかけ、どの広告が表示され、電話で問い合わせたか等を計測します。
また、動的発番は、大量番号の発行が必要なため、実装難易度が高くなっておりますが、コールトラッカーの提供元である株式会社コムスクエアは通信キャリアでもあるため、大量の電話番号を保有しており、対応可能となっております。
詳細は、以下の動的発番のイメージ画像をご覧ください。

<動的発番のイメージ>

トラッキング番号について理解できたよ!ところで、電話番号も用途によって使い分けられるの?

電話番号ごとの使い分けも知っていると、とっても役に立つから紹介するね!

3 電話番号の違いについて

先ほど、それぞれの発番方法におすすめの番号を紹介しましたが、電話番号による違いをご存じですか?
実は、電話番号によって、与える印象や役割が違います。
今回は、電話サービスを提供する弊社が扱う「0120、0078、050、0800」の4つの番号についてご紹介します。

・0120
「0120」から始まる番号は、通話料無料のフリーダイアルとして広く普及しています。この番号から電話をかけると、発信者ではなく着信者が通話料金を負担することになるため、企業やサービスの窓口番号としてよく使われています。

・0078
「0078」から始まる番号は、テレフォンサービスを提供する弊社が、総務省から付与された「事業者識別番号」で、弊社独自の番号です。独自の番号のため、大量に番号を必要とする動的発番にもおすすめの番号となっています。
「0120」番号と同じく着信者が通話料金を負担する番号です。

・050
「050」から始まる番号は、飲食店や美容院、不動産屋などの店舗を複数紹介するポータルサイトに掲載されていることが多いです。1番号あたりのコストが低く、オフィスでの電話対応の人件費を削減する「一人一番号制」に適しています。発信者側に通話料は発生します。

・0800
「0800」から始まる番号は、「0120」「0078」と同じく、通信社が通話料を負担する番号です。「0120」番号に比べ、1番号当たりのコストが低いのが特長です。

このように、それぞれの番号にメリット、デメリットが存在します。
電話問い合わせの広告流入経路をどこまで分析するか(動的発番・中間発番・静的発番)と合わせて、使いたい番号があるのかもコールトラッキングツールを選ぶ時に確認しておきたいポイントです。

4 まとめ

本記事では、コールトラッキングツールで利用する、トラッキング番号の用途に合わせた利用方法についてご紹介しました。

コールトラッキングツールで利用できる発番方法には、

静的発番(計測粒度低):1つの広告に対して番号は1つ。
中間発番(   ↓   ):Webサイトへの流入経路毎にトラッキング番号を発行。Yahoo!広告orGoogle広告など流入経路の計測が可能。
動的発番(計測粒度高):Webサイトに訪れる度に、リアルタイムでトラッキング番号を発行し、ユーザー単位での計測が可能。ホームページへ流入した検索キーワードまで計測可能。

→それぞれの発番方法を理解することで、コールトラッキングツールを最適な広告運用に役立てることができます。

また、動的発番は実装難易度が高くなっているため、ご利用になるコールトラッキングツールで実装可能かを確認しておく必要があります。

通信キャリアである弊社は、大量の番号を保有しているため「コールトラッカー」では動的発番をご利用いただけます。

広告における費用対効果をより正確に測りたい方は、こちらからコールトラッカーサービスの資料をダウンロードください。

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