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前回の記事では、ChatGPTについて解説してきました。
ChatGPTとは、「AI技術を活用した対話型のチャットサービス」です。
今回の記事では音声データ×ChatGPTについて解説していきます。音声データ×ChatGPTは想像以上に幅広い業界で活用可能です。
なお、本メディアを運営しているコムスクエアでは30年以上に渡りテレフォニー事業を展開してきました。弊社の新たな取り組みである、「Voice X×ChatGPT」のサービスの特長から、どんな業界で活用できるのかまで紹介していきます。
今回も、コムスクエアでインターンを始めたばかりの文系大学生目線で分かりやすく解説していきます。
前回の記事はを読みたい方は以下からご確認ください。
Voice X(ボイスクロス) とは、コムスクエアが提供する次世代型クラウドPBXです。
電話業務のテレワーク化、DX化が可能なクラウドPBXサービスです。総務省指定の通話品質基準で最も高いクラスAを獲得しているため音声品質も安心、キャリア独自の電話番号を利用することにより従来の通話コストを削減することも可能です。
ちなみにクラウドPBXとは、インターネットを使った電話回線サービスのことです。インターネット回線を利用し、異なる場所にあるオフィス、工場、自宅においたPC、社内スマホで、会社の電話番号あてにかかってくる外部からの電話を受けたり、内線でつなぐことが可能です。インターネット回線を使うことで、テレワーク化やDX化の実現が可能になりました。
そんなVoiceXと、最新のジェネレーティブAI技術のChatGPTを組み合わせることで、電話業務を更なる効率化を実現する「VoiceX AI」 が誕生しました。
「VoiceX AI」の具体的な機能は以下の3点です。
・通話内容テキスト化
・通話要約
・通話判定
通話内容をテキスト化できる機能はVoiceXにもありましたがVoiceXでは大幅なアップデートがあります。具体的には、音声認識エンジンが最新AIにリニューアルし、認識精度が大幅に向上。利用料金が従来の1/3となり、通話データのテキスト化をよりビジネスで活用しやすくなりました。
ChatGPTという最新AIを使うことで、新しくテキスト化した内容の要約が可能になりました。電話業務の後工程である業務管理システム等への通話内容の入力作業は時間がかかる上に間違いも起きやすく、とても不効率でした。要約データを自動登録することで、工数削減、電話業務を主とする組織での通話内容の標準化、更に顧客満足度の向上が実現可能となり、より効果的にビジネスへ活用して頂けます。
通話判定もChatGPTを利用した新機能です。今まではどの通話が成約かどうか判断できませんでした。しかし、AIに判断基準を与えることで通話における成果の判定を自動で行うことができるようになりました。これにより、電話の問い合わせが最終的な予約や購入に繋がったかどうか、判定データをマーケティングやカスタマーサービスに活用することが可能になりました。
先ほど紹介したテキスト化と通話要約を組み合わせ、業務の効率化が可能です。
コールセンターにおける、スーパーバイザーは、オペレーターの録音データを1つ1つ確認して、フィードバックをしていました。しかし、録音データを1つ1つ聞くのは時間がかかります。更に、テキスト化しても精度があまり良くない場合は、正しいアドバイスができないという課題もあります。
Voice X AIを活用することにより、精度の高いテキスト化が可能になります。更に、自動で会話の要点もまとめてくれるので、効率的かつ通話対応の品質向上にも繋がります。テキスト化されたデータをトークスクリプトへ活用することで、通話対応向上だけでなく、教育面でも的確な指導が可能になります。
営業組織における電話によるセールス活動にもテキスト化と通話要約が応用可能です。
テレワークにより電話での営業が属人化し、個々人の営業成果に大きな開きが出てしまうという事例をよく耳にします。しかし、テレワークでは横についてアドバイスをすることができないため、研修や指導が困難です。また、テキスト化はコストの面で導入が困難という課題もあります。
Voice X AIを活用することにより、精度の高いテキスト化がこれまでよりも低コストで利用可能となります。
これにより指導者側では各営業のセールストークの問題点の早期発見・分析が可能に、営業個人では自身のトーク内容の見直しうあ話し方の癖などの課題発見に役立たせることが可能になります。
こちらは通話判定の応用例です。
店舗や広告メディア等では、電話での問い合わせ内容がブラックボックス化してしまうという課題があります。
電話対応の結果、その問い合わせが成約(予約や購入)に至ったかを判定ができず、問い合わせによる成約率がわからないといった課題やどの通話から予約や購入に至ったのか、トークの質や内容が不透明で問い合わせ応答時の成約率を数値化できないという課題が挙げられます。
このよう課題に対し、Voice X AIの通話判定により、成約に至った通話のみを抽出可能にします。抽出したデータをマーケティングデータとして活用することで、現場では可視化できなかった課題を解決します。更に、1人1人の成約数まで数値化できるため、具体的な数値に基づいた分析が可能になります。
ここまでVoice X AI という音声データ×ChatGPTについて解説してきました。上記で説明した活用例以外にも、業種では弁護士・会計事務所、職種では営業の他にマーケティングや総務・事務など、考え次第ではどんな職種にも有効活用できる製品となっています。
ちなみに、もしも現役大学生の私がVoiceX AIを活用するのであれば、学校や塾などの教育現場で活用してみたいと考えました。授業に出席できなかった生徒へ授業内容を録音して、更に自動で要点をまとめたものを見せることで、勉強をより効率的に行えると考えました。また、指導者側に対しても、配布用プリントや板書ノートの作成にVoiceX AIの機能が使えるのではと考えました。
発想次第では、もっとたくさんの場面でVoiceX AIを使うことができます。最新AI技術を利用したVoice X AIを活用し、低コストで仕事の効率化を目指しませんか?
今回の記事で紹介している内容をまとめた詳細資料は以下からダウンロード可能です。
https://voicex.satori.site/voicexai_download