個人情報をビジネスの味方に。収集しにくい情報にこそ勝機あり!?

個人情報の取り扱い

◆ところでプライバシーマークってなに?

企業のコーポレートサイトやサービスサイトで、プライバシーマークを見かけることはよくあります。

これは「個人情報を適切に理解し、管理・運用しています」という、いわば情報セキュリティにおける信頼の証です。

運営しているのは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)。
近年では「プライバシーマークを取得していない企業とは取引しない」という方針を掲げる企業も珍しくなく、個人情報の取り扱いに対する社会的な要求水準は年々高まっています。

データ活用が進む一方で、「どう集め、どう扱うか」が企業価値を左右する時代になったと言えるでしょう。

身に覚えのないDMや営業電話は、なぜ届くのか

知らない業者からの営業電話やDM、メール。
日常的に起きているこれらの営業行為の裏側には、ほぼ間違いなく「リスト」の存在があります。

ニュースで目にする個人情報流出や顧客データの売買。
自分の情報が知らないところで流通し、誰かの利益に使われていると考えると、決して気持ちのよいものではありません。
場合によっては犯罪に利用されるリスクもあり、不安を感じる人が増えているのも当然です。

ただし一口に「個人情報」と言っても、その深さと紐づき方には大きな差があります。
名前だけなのか、家族構成や年齢、勤務先、ライフイベント、興味関心、さらには通信キャリアや信用情報まで把握されているのか。
情報が多層的であればあるほど、提供側はニーズを喚起しやすくなります。

消費者にとっては違和感があっても、企業にとって情報は意思決定の武器です。
マーケティングとは本来、限られたリソースを「響く相手」に届けるための活動であり、無差別なアプローチを避ける努力でもあります。

◆気づかずにポイントやクーポンと引き換えに個人情報を差し出している。

SSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)という言葉を、一度は耳にしたことがあるでしょう。
これらは、インターネット上でデータを暗号化して送受信するための仕組みです。

対策が不十分なサイトでは、悪意ある第三者によってカード情報や個人情報が盗まれ、スパムメールの増加やデータ改ざんといったリスクが高まります。
一方で、暗号化されていれば「完全に安全」というわけでもありません。

ポイント付与型のアンケートサービスや、レシート買い取りアプリなども、ユーザーデータがビジネス価値を持つからこそ成立している仕組みです。
データを欲しがる企業が存在し、その対価としてユーザーにメリットが還元されている──いわば情報のトレードです。

怪しい着信

扱いやすいデータだけに頼ることの落とし穴

オンライン上で取得できるデータは、項目が整理されており分析しやすい反面、そこだけを見ていると視野が狭くなりがちです。

本当に価値の高い情報は、むしろ取得が難しく、定量化しにくい領域に存在することが少なくありません。
その代表例が、コールセンターなどで日々発生している「お客様の声」です。

通話内容をすべて書き起こし、分類・分析するのは人手では現実的ではありません。
クレームや雑音も含まれるため、敬遠されがちな領域でもあります。

しかし、生の声をデータとして捉え直すことで、これまで見えなかった偏りやニーズの兆しが浮かび上がることがあります。
競合も集めやすいデータだけを見ているからこそ、集めにくい情報をどう活かすかが差別化につながります。

◆ユーザーの生の声。ビジネスに生かす方法は?
音声のテキスト化

かつて「現実的ではない」とされていた作業も、今では技術によって前提が変わりました。
通話内容のテキスト化やAIによる分類・判定は、すでに実用段階に入っています。

そこに、年齢・性別・地域・流入元(何を見て電話したのか)といった情報が紐づけば、断片的だったデータは一気に意味を持ち始めます。
オンラインとオフラインを横断的に捉えることで、顧客理解は格段に深まります。

こうした技術は、すでにコールトラッカーを支える中核技術として、多くのサービスで活用されています。

あなたの会社は、「通話」からどんなデータを引き出したいでしょうか。
コムスクエアでは、新しい取り組みに価値を見出す企業の皆さまと共に、次の一手を考えています。

通話データを、価値ある情報資産へ―コールトラッカーという選択

ユーザーの本音や課題が最も率直に表れるのが「通話」です。

コールトラッカーは、電話というオフライン接点をデータとして可視化し、通話内容や発信元情報、流入経路などを紐づけて分析できる仕組みです。

オンラインだけでは見えなかった顧客行動を把握することで、マーケティングや業務改善、サービス品質向上に生かすことができます。

集めにくく、だからこそ価値の高い情報を、無理なくビジネスに活用するための選択肢として、コールトラッカーは多くの企業に利用されています。

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ビジネスシーンにおける電話の役割は実に多種多様。 電話にまつわる”あれこれ”をお届けしていきます。