◆Googleアナリティクスに意外と手軽に取り込める電話反響
解析ツールとの連携にはいくつかパターンがありますがここでは媒体別の反響を取り込むシンプルな方法です。
問合せでは「出稿キーワード」の最適化の材料として連携をご希望されるお客様が多いようです。
しかし、問合せに至った検索キーワードの特定が要件ではないケースではシンプルな連携でも充分ニーズを満たすことができます。
どの出稿媒体から多く電話が鳴っているのか、といった情報をコールトラッキングツールの管理画面にログインすることなく、WEBのコンバージョンと横並びに評価できるのです。
コールトラッキングツールからコールログが取り込まれるとGoogleアナリティクス内では「イベント」として電話反響が発生します。
Googleアナリティクスに、取り込まれる際に媒体ごとにイベント名を指定することができるので、例えば「Y広告電話反響」でセットしておくことで媒体名(イベントカテゴリ)を突き止めることができるのです。
Googleアナリティクス側の管理>ビュー>目標 からコンバージョンの設定を行うことができるので適した目標を設定しましょう。
コンバージョンの目標値としてイベント値を使用することで、発生した電話反響は「目標の完了数」にカウントされるようになります。
コンバージョン>目標>概要から確認できるようになっています。
なお、コールトラッキングツール側では、Googleアナリティクス側に情報を投げ込む際の条件を決めることができます。
例えば、「規定秒数以上の通話以外はコンバージョンとしてみなさない」や「音声自動応答で1が押された場合のみコンバージョンとする」といったルールを与えることが可能ということです。
発生した電話すべてが「有効な反響」ではありませんのでこれらの工夫も大事な要素になります。
今回ご紹介した、Googleアナリティクスとの電話反響の取り込み方は設定や改修にそれほど手こずることもなく今日からでも始められる運用です。
こちらの記事では、WEBのアクティビティと紐づけてしっかり測定したい方向けの上級編をご紹介しています。
ぜひ、併せてお読みください。