新聞広告の費用対効果について気になったことはありますか?
かつては新聞を片手に通勤電車に揺られるビジネスマンを多く見かけましたが、スマホに置き換わった現代では新聞そのものがどれだけ人の目に触れるのか、そして広告を出してもその反響がどれだけあるのか気になりますね。
影響力に変化があれど新聞広告を打つ前に、新聞が本当に宣伝になるか、どういう層に効く媒体なのか、広告媒体として価値があるのかその観点は今も昔も変わりません。
そして、広告の種類や手法も多岐に渡る現代においても紙の新聞が毎日発刊されている以上、新聞の広告枠に価値を感じて出稿している広告主がいるということです。
新聞は、高齢者向けのメディアになりつつあります。
10年前なら、まだまだ紙の新聞を読んでいた人は多いでしょう。
しかし昨今では電子版にニーズが移りつつあります。
たとえば、読者の投書欄が非常に顕著で、70歳の無職の方が新聞に若い人を慮る投書を行い、それがネットに転載されて、大きな注目を集めることがあります。
高齢者の投稿も賛否両論をまき起こすこともあり、自分の時代のことを絶対視して今の若者にダメ出しするご高齢の方から、時代の変化にしなやかにあわせていく柔軟な高齢者の方まで、いろいろな方がいるもので、コラムは非常に興味深いものがあります。
ただし、このように60~70代がコラムに登場することが多くなっているということは、新聞はもはや高齢者向けのメディアになりつつある証左とも言えます。
では、新聞に広告を出して効果がないかといえば、そうではありません。
高齢になって新聞をとってじっくり読んでいるような人たちは、家族を持っているケースが多くなっていますので、子供や孫に対して、家庭内で働きかけがある可能性は十分考えられます。
つまり、新聞に広告を打つことは、若い世代への間接的な働きかけになると考えられ、ポテンシャルを感じます。
直接的な訴求効果はやや小さくなりつつはありますが、間接的にアプローチできる可能性を秘めているのです。
転職サービスを展開している株式会社キャリアインデックスが2016年に行った調査では「新聞を読んでいる人は高年収」であるという興味深い結果が得られています。
(調査委託先:マクロミル)
高い年収の人ほど新聞を読んでいる割合が多いのは経済動向や情報に対して貪欲であるのではないかと考えられています。