
2022年7月13日
では、メールやチャットツールといったデジタルツールは、本当に電話に取って代わるような完璧な通信手段といえるのでしょうか?
確かに、メールやチャットツールは利便性の高い通信手段ですが、デジタル時代のコミュニケーションでは重要なメッセージが埋もれたり見落とされたりするという新たな課題も浮かび上がってきました。
これらの不安要素は、デジタルツール特有の悩みです。
普段チャットツールに頼りきっている私も、大学関係の重要なメッセージが、多くのメルマガに埋もれてしまい、受信後しばらく気づけなかったという経験が何度もあります。
電話であれば掛かってきたその時に完結していたはずのコミュニケーションが、デジタルツールを選んだことでスムーズに行われないのです。
『間接的だから安心』なデジタルコミュニケーションは、裏を返せば『間接的だから不安』ということでもあります。
それぞれのメリット・デメリットを考慮すると、電話 VSデジタルツールという対立構造ではなく、電話+デジタルツールという相互補完関係に着目するのが大切だということがわかります。
ビジネスシーンでもユーザーやお客様への案内、告知を行う場面は多くありますが少しでも不快に感じられない知らせ方は、サービス提供側が神経を使うべきポイントではないかと感じます。
電話にもチャットツールにも、それぞれに適した用途があります。
これからもコミュニケーションの形は時代に変化していくと思いますがそれぞれの良さを理解して適した対応を心掛けたいものです。
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