コロナでオランダから帰国し、インターンとして都内のテックカンパニーに勤務しています。
帰国して間もない私の留学体験について語らせていただきます。
ここ数年で急速に普及したフードデリバリーサービス。
外を歩けば毎日のようにUberや出前館の配達人を見かけますが、今回はオランダの大学院に留学していた私が、現地でフードデリバリーサービスを利用した際の体験をご紹介します。
Uberだけじゃない!オランダローカルな宅配サービス
風車やチューリップ。首都はアムステルダム。『オランダ』と聞いて連想するのはこれくらいしかないというほどマイナーな国ですが、私が滞在していたのはオランダの中でもさらに最北部にある、フローニンゲンという学生の街でした。
料理センスゼロ・自炊意志皆無の私は、ほとんど毎食のように宅配サービスを利用していました。
オランダのフードデリバリーサービス大手は、UberとThuisbezorgd。(タウスブゾルグドのような発音)
Uberは誰もが知っているグローバルサービスですが、Thuisbezorgdはオレンジ色のリュックとジャケットが目を引く、オランダローカルな宅配サービスです。
発音が汚い言語の代表格に挙がるオランダ語なだけあり、読み方すらイマイチわからないThuisbezorgd。
(オランダでシェアNo.1のフードデリバリーサービス「Takeaway.com」は2000年創業。
オランダ語では宅配を意味する「Thuisbezorgd.com」と表記されています。
Uberと同じ仕組みで料理を注文、家まで配達してくれるThuisbezorgdは、扱っているレストランもUberとよく似通っています。
両者が大きく異なる点は、配達人の年齢層・国籍と連絡手段です。
Uberの配達人は国際色豊かな学生が多いのに対し、Thuisbezorgdの配達人の中には年齢層高めな現地オランダ人が数多くいます。
また、店舗や配達人とユーザーがチャットでやり取りするUberとは違い、Thuisbezorgdの配達人は、配達先に到着すると必ずといっていいほど電話連絡を入れてくれます。
サービス全体の質はUberでも、コミュニケーションはThuisbezorgdに軍配。
注文方法やレストランも同じなら、どちらの宅配サービスでもいいじゃないか!と思う方もいるかと思います。
ずばり言うと、私は滞在中はローカルサービスのThuisbezorgdばかり利用していました。