コール(電話)コンバージョンとは?電話の発生でみる広告反響

コンバージョン種類

◆コンバージョンの定義を理解しよう

「コンバージョン(Conversion)」とは、Webサイト上で設定した目標が達成された状態を指します。

多くの人が「売上」や「契約」をイメージしますが、実際には 問い合わせ・資料請求・来店予約・無料相談の申込み なども、立派なコンバージョンです。

商材やサービスの特性によって、どこをコンバージョンのポイントとするかは異なります。

特に士業・保険・不動産・自動車など、検討に時間がかかる高額・高関与商材では、Web上で決済や契約まで完結するケースは少なく、「資料請求」「電話問い合わせ」「来店予約」がコンバージョンとなることが一般的です。

これは、ユーザーが安心して契約するために、担当者の説明や比較検討を求める傾向があるためです。

また、企業側もオンライン完結型にするには セキュリティ要件の高い決済システムや 離脱防止設計 が必要となり、コストや工数が増加します。

こうした背景から、今でも「対面や電話でのやり取りを経て契約する」流れが主流の業種は多く存在します。

つまり、“売上”や“ネット上の申込完了”だけがコンバージョンではないのです。

それがわかったところで、お問い合わせや資料請求といった、まだまだアナログなやり取りから発生するコンバージョンを測定する方法について見ていきましょう。

◆タップ数と電話の問い合わせ件数はイコールではない

スマートフォンでWebサイトを見ていて、電話を掛けたいと思ったことはありませんか?

ちょっとした問い合わせをしたいと考えたときに、画面から番号をタップすると、電話がすぐにかけられる仕組みになっていますよね。

そのため「電話タップ数」をGoogle アナリティクスなどで計測し、電話の問い合わせ数として把握している企業も多いでしょう。

しかし実は、この「タップ数=電話件数」ではありません。

アクセス解析ツールでは、「タップ」という操作をカウントできますが、実際に発信したか/通話が成立したかまではわからないのです。

誤タップや確認のためのクリックなども含まれるため、実際の通話数と乖離が発生します。
この結果、広告効果の判断を誤るリスクがあります。

実際にコールトラッカーをご検討中のお客様からも、タップ計測と実際の問合せ数の差分を問題視しているという課題が寄せられます。

つまり、このトラッキング方法では正確な電話の件数は測定できません。
あくまで、タップされた時点でカウントされたみなし数で大よそのあたりを付けるといった方法でしかないのです。

正確な通話件数を把握するには、コールトラッキングサービスを利用する必要があります。
たとえば「コールトラッカー」では、タップ計測だけでなく、発信・着信・通話時間まで自動でトラッキング可能。
これにより、広告からの電話問い合わせを正確に可視化できるようになります。

◆具体的なコールコンバージョンは?

「電話での問い合わせをコンバージョンとして、トラッキングしていくことはとても大切です。」 

電話はインターネット上に記録が残らないので、何件お問い合わせが来ているかわからないのです。

さらには、サイレントユーザーも逃してしまいます。

営業時間外や通話中に問い合わせをくれた顧客のことも、しっかりクロージングしておかなくては、ビジネスとして片手落ちと言わざるを得ません。 

なぜなら、営業時間外に対応してもらえなかったことで顧客は失望し、他の人からあなたのサービスについて聞かれたときに、ネガティブな口コミを広めかねません。

ひとりの見込み客の向こうには、何十人ものつながりがあると考えて、見込み客を大切に拾っていかなくてはなりません。

評判を高め、良質な口コミを呼び込み、何より高品質なサービスを提供して、その結果が、売上としてつながってくるのです。

ビジネスを展開していく上で、見込み客を逃さないということは基本であり、よい評判をつくっていく手段のひとつとして、コールトラッキングは有効です。

コールトラッキングをするということは、ひいてはコンバージョンを達成するためであり、何より見込み客を逃さず良質なサービスを届けていくことでもあります。

電話による機会損失

◆広告効果の最大化を目指すための効果測定を

コールトラッキングは、Webサイト上や掲載媒体への電話反響を知るものです。効果の薄い広告は改善すべきですが、効果を測定しなければその判断ができません。 

コムスクエアの展開する「コールトラッカー」は電話反響をリアルタイムに分析できるコールトラッキングツールです。

電話反響を24時間ウォッチし、対応できなかった問合せをフォローする仕組みを容易に実現します。

さらに、Google 広告やアナリティクスとの連携により、どの広告からどんな電話が発生したかを可視化します。

これにより、広告パフォーマンスを正確に比較・最適化でき、成果の出る広告運用が実現します。

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