チラシやDMなどのオフライン広告には根強い広告効果がありますが、コロナ禍を経て、店舗型・来店型ビジネスにおいてもWEB上での広告やSNS運用の重要性はますます高まっています。
ネットユーザーの興味を自社サービスに向けるため、各社さまざまな工夫を凝らしていますが、WEB広告の第一歩として代表的なのがリスティング広告ではないでしょうか。
リスティング広告は、検索されたキーワードに対して広告を表示する仕組みです。
出稿したいキーワードに対して複数の事業者が競合する場合、入札価格や広告品質によって表示順位が決まります。
そのため、競合が少なく、かつ購買意欲の高いユーザーに届くキーワードを見つけることが、デジタルマーケティングにおいて重要視されています。
一方、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、実店舗型ビジネスにおいて優先的に取り組むべき情報プラットフォームです。
現在のような情報過多の時代では、必要な情報がすぐに見つからないだけで「不便」「不親切」といった印象を与えてしまいます。
SNSや各種メディアで情報に触れたユーザーは、最終的にGoogle検索や地図情報で信頼性を確認する行動を取ることが一般的になっています。
Googleビジネスプロフィールは、店舗情報を自ら更新・管理できる仕組みであり、検索結果や地図上で高い視認性を持つ重要な接点です。
<Google広告の場合>
Google広告には「電話番号表示オプション(アセット)」があり、広告内に電話番号を表示することができます。
ユーザーはタップひとつで直接電話をかけることができ、LPを経由せずにコンバージョンへとつなげることが可能です。
特にスマートフォン利用が主流の現在においては、操作の手間を省くことがコンバージョン率に大きく影響します。
LPの内容とのミスマッチによる離脱を防ぎ、ユーザーの熱量が高いうちに接点を持てる点は大きなメリットです。
<Googleビジネスプロフィールの場合>
飲食店や美容室、医療機関など、店舗数が多い業種では比較サイトや予約サイトも充実しています。
しかし現在では、SNS・口コミ・公式サイトなど複数の情報源を横断した上で、最終的にGoogleマップ上の情報で意思決定するユーザーが増えています。
その中で、正確な電話番号が掲載されているかどうかは来店の最終判断に大きく影響します。
WEB予約の導線も整備されていますが、「確実性」や「即時性」という観点では、依然として電話が重要な手段です。
特に直前予約や緊急性の高い問い合わせでは、電話のニーズは依然として高い傾向にあります。
0120などのフリーダイヤル番号は広く普及していますが、再利用されるケースも多く、過去の利用者宛ての着信が発生する可能性はゼロではありません。
近年では0800番号の普及も進み、選択肢は広がっています。
電話番号は総務省によって管理されており、「電気通信番号指定状況」として公開されています。
新しく割り当てられた番号は、過去利用の履歴が少なく、いわば“クリーンな番号”である可能性が高い点が特徴です。

ただし注意すべき点として、総務省の認可を受けていても、Google広告やGoogleビジネスプロフィール上で利用できない番号帯が存在します。
これは不正利用や不正転送などを防ぐためのGoogle側のポリシーによるものです。
そのため、「新しい番号であること」と「Googleのプラットフォームで利用可能であること」の両方を満たす番号が、実運用においては狙い目と言えるでしょう。
近年では「0078」番号など、新たに利用可能となった番号帯も存在し、比較的利用者が少ないことからブランディングや統一運用にも活用しやすい選択肢となっています。
店舗ごとに番号を分けるのか、統一するのかといった設計も含め、電話番号は重要なマーケティング要素の一つです。
電話番号は時間とともに流通が進みます。
早期に確保することで、連番取得やブランド設計の自由度を高めることも可能です。
広告施策を最適化するうえで、「どの施策が電話につながったのか」を把握することは欠かせません。
コールトラッカーは、広告ごと・媒体ごとに異なる電話番号を出し分けることで、電話問い合わせの流入元を可視化するツールです。WEBとオフラインを横断した効果測定が可能になり、より精度の高いマーケティング改善を実現します。

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