さらば 煩わしい電話問題
定型業務との連携が課題解決のカギ!?

定型業務

電話と定型業務を統合するという選択肢

高橋氏がkinfoneに詰め込んだ機能はいずれも実用的で価値のあるものですが、なかでも特筆すべき点は、kinfoneが電話と顧客・問い合わせ管理の連携を念頭に置いてデザインされていることです。

ビジネスの世界では、電話は「通話終了して終わり」ではなく、社内共有や認識の行き違いを防ぐ為にやり取りの履歴を残すのがルールになっている会社も多いでしょう。

さらにいえば、セールス担当者は電話でのやり取りに基づいて案件の見込み確度などを判断し、管理システム上(SFAやCRM)に顧客・案件情報として記入しています。

そのため、電話端末で行う操作を通話後の導線に直接埋め込んでしまおうというアプローチは、電話を効率化するうえで効果的なものなのです。

kintone上で発着信を制御し、電話が終わればそのままkintoneで作業をする。

高橋氏が提唱したkinfoneは、電話業務の理想形に限りなく近いアプリケーションかもしれません。

ところで、kinfoneのように電話まわりの業務を効率化してくれるソリューションは市場に存在しないのでしょうか?

結論から言えば、存在します。

ただ、電話を効率化するためのソリューションというと、どうしてもコールセンターでの利用に特化した機能に偏りがちです。

コールセンター特有の業務システムには最適化されていても、一般的な企業・オフィスでの利用を一番に想定したものではないというケースが多いのです。

ITコストの削減やテレワーク推進といったトレンドを背景に注目が高まっているクラウドPBXでも、業務システムとの連携機能に関しては大きなバラつきが見られます。

単純に電話のフリーデバイス化を目的としたクラウドPBXから、kintoneのような業務システムとの連携に最適化されたものまで、多種多様な製品がリリースされています。

一般的なオフィスにおける電話の効率化を検討する際には、闇雲に電話システムに手を伸ばすのは危険です。

通話そのものを改善できれば十分なのか、はたまた通話後の定型業務に生じる非生産性まで解決していきたいのか。

自社が抱える電話まわりの課題を整理し、具体的にどこに・どのような改善が求められているのかを慎重に見極める姿勢が重要です。

おわりに

本メディアを運営する株式会社コムスクエアでも、電話と定型業務を同時に効率化するクラウドPBX「VoiceX」をご提案しております。

kinfoneのように、電話対応と対応履歴を紐づけて日々のオペレーションを最適化したいというあなたにピッタリです。

気になったご担当者様はぜひご相談ください。

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ビジネスシーンにおける電話の役割は実に多種多様。 電話にまつわる”あれこれ”をお届けしていきます。