電話番号の表記、問合せを増やすにはハイフンいれるべき?

電話番号 ハイフン

皆さんの普段馴染みのある電話番号は何桁で構成されていますか?

一般的に携帯電話では11桁、市外局番から始まる番号は(0ABJ)10~11桁、フリーダイヤルで最も知名度のある0120は10桁で構成されています。

ところで、電話番号の表記には03-1234-5678のようにハイフンで区切られています。

なぜ、ハイフンはどの番号でも共通して表記されているのでしょう。

あまり意識されることのなかった問題ではありますが、メールやホームページに記載された電話番号をコピー&ペーストで顧客台帳やエクセルシートに転記するとき地味にうっとおしく感じることもあります。

入力した人によって、ハイフンが半角だったり全角だったりすることが原因で、エラーとなりイライラした経験のある方もいるかもしれません。

統一した書式で保存する必要があるシステムへの入力作業などでもちょっと面倒な存在に見られることもあります。

このようなストレスの種となるハイフン問題ですが、意味もなく存在しているわけではなさそうです。

◆人間が短期的に記憶できる限界容量

マーケティングの世界では、「マジカルナンバー」という概念があり、法則に基づいて商品の選択肢やセールスポイントの打ち出しを決定することがあります。

マジカルナンバーは、「人間が瞬間的に記憶できる短期記憶の限界容量(数)」のことです。

かつて短期記憶の容量の限界は、「7±2個のチャンク」(つまり5~9)とされていましたが現代では「4±1個のチャンク」(つまり3~5)が有力とされています。

想像してみてください。

クレジットカードなど、記憶しながら入力する必要のある数字文字列は4桁で区切られています。

一方、16桁で構成されていても、カメラの読み取りだけで入力不要となるitunesカードではハイフンの表記はありません。

これでは仮に盗み見されてしまっても、記憶するのは難しいでしょう。

続きを読む<◆入力作業が大変な電話番号は集客と相性が悪いのか? >

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ビジネスシーンにおける電話の役割は実に多種多様。 電話にまつわる”あれこれ”をお届けしていきます。