近年、業種を問わず、多くの企業に導入されている「チャットサービス」。
日常生活の中で、さまざまな場面で目にするようになりました。
24時間どこからでも質問することができ、AIが求めている回答をしてくれるものもあります。電話での問い合わせだと、回線が混雑していてつながらない、営業時間外には相談できないといったことがありました。
しかし、「チャットサービス」を使えばいつでも、どこからでも知りたいことの問い合わせができる。とても便利ですよね。
それでは、このデジタル時代に、顧客と企業の電話でのコミュニケーションは不要なのでしょうか。
実際に、電話は特定の業種では未だに根強いコミュニケーション手段、問い合わせ手段として活用されています。
例を挙げると、飲食店、病院、塾、カーディーラー、コールセンターなどです。
皆さんも1度は以下のような場面に出会ったことがあるのではないでしょうか。
「急な集まりを開くことになり、お店に入店できるか聞きたい。」
「ランチを予約をしたが、予定が変わり予約当日キャンセルの連絡をしたい。」
「突然のけがや事故、体調不良が起こってしまい、今すぐ医療機関に問い合わせたい。」
「塾の授業、入塾に関して確認したい。」
「高い車を購入するので、担当者と入念な確認をしたい。」
など…
緊急性が高く、文面では伝わりにくいことを問い合わせたいときに1番に思い浮かぶ連絡手段は「電話」ですよね。
ネットでのやり取りが多くなった今でも、電話は必要とされています。
ネットと電話、それぞれのメリットデメリットを飲食店を例にして考えてみましょう。
飲食店の席を予約するときネット、または電話で行うことが多いですね。ネット予約は24時間インターネットを利用して予約ができ、空席状況までわかるため、便利です。
ただ、それでもインターネット予約が苦手な高齢者や、電話予約の方が早くて安心と考える方もいるため、電話の問い合わせも時には便利に使うことができます。
インターネットで簡単に予約ができるようになった今でも、飲食店はネット予約のみを使用していると、お客様を逃して機会損失に繋がることになりかねませんね。
電話対応 | Web予約・チャットサービスなど | |
メリット | ・声を聞き、直接意思疎通が取れるため安心 ・緊急性が高いとき、今すぐ情報が知れる ・臨機応変に対応できる | ・24時間対応可能 ・予約可能な日時が一目でわかる |
デメリット | ・対応できる時間が決まっている ・回線が混雑して、問い合わせに時間を 要する可能性がある | ・聞きたい質問に対応していない場合がある ・臨機応変な対応が難しい ・声を聞くことができないので不安になる可能性がある |
電話対応 | Web予約・チャットサービス | |
メリット | ・直接意思疎通が取れるため顧客に安心感を与えられる ・臨機応変に対応できる | ・24時間対応可能・運用効率が上がる (予約の一元管理、レジ会計など) |
デメリット | ・回線の混雑、対応者の有無によって 対応できないときがある ・電話対応以外にも関連する業務が 発生することがある | ・顧客が聞きたい質問に対応していない場合がある ・臨機応変な対応が難しい ・声を聞くことができないので不信感を与える可能性がある |
上記の表からもわかるように、電話予約、インターネット予約のどちらにもいくつかのメリット・デメリットがあることがわかりました。
細かな要望に対応し易く、顧客情報等の管理が人の手に任されている「電話予約」。
予約管理が簡単で、顧客の要望にリアルタイムで対応できない「ネット予約」。
どちらか一方の予約方法に対応するのではなく、
電話予約とネット予約を併用し予約システムをハイブリッド化することで、幅広い層から顧客を獲得できます。